紅はつみ(べにはつみ)
(取扱なし)
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9月上旬頃収穫始め
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【つがる♀×さんさ♂】
青森県産業技術センターりんご研究所において育成。選抜時点では「あおり26」という選抜名であり、当社で細々と栽培している「あおり25」とほぼ同時期に選抜されていた品種です。《因みに「あおり24」が「はつ恋ぐりん」「あおり27」が「千雪」となっています。品種名やら商標名やら混在しておりますが、そこはあまり気にしないでください。》2018年’品種’登録されております。
「あおり26」・・・品種として世に出すか否かのせめぎあいにあっていた時期も知っています。この時期の主力品種「つがる」を圧倒的に凌駕する程の特徴もなく、それなりに美味しい・・・という程度で品種として埋もれてしまいそうにも見えました。
ただ、この地球温暖化、北国も猛暑が当たり前の時代になり、つがるよりも着色が容易であることにアドバンテージを見出しました。しかも自然落果の性質は無く、果肉は硬め。サビ果はありますが、つがると比較して同等くらいかと思います。実は「つがる」よりも現時代向きの早生種と言えます。
ただ、そこは早生種。貯蔵期間は長くはなく、収穫後10日程度で果肉は柔らかくなってくるような気がしております。しばらくは当社での生産量はまだまだ急増はしませんので、試験的に特性を見極めながら、「つがる」に代わる品種に育てていく計画です。